最近は、街角にコインランドリーが増えました。
閉店したコンビニの後かマンションの一階などによくあり、利用される方も増えているのだと思います。

そして、のぼりやショーウィンドウに”羽毛ふとんが洗えます”と書いてあるところもよく見かけます。
その様な中で、少し気になることがありました。

当社に、「コインランドリーを使用して失敗したので困っている」というご相談が増えました。

先日もご相談があり、その方は、キャンプへ行くときに知り合いの方から洗える羽毛ふとんを2枚お借りされたそうです。
そして、キャンプから帰って来てから、お返しする前に洗おうと思い、コインランドリーへ持って行かれたのですが、ふとんの生地をドアに挟んだまま、洗濯機を動かしたために生地が破れてしまったとの事です。

そこで、「当社に中の羽毛を取り出して、同じように作り変えてほしい」とのご相談でした。




この場合は、機械の操作が原因の破損です。

他では、「長年使用して、ふとんの襟元が汚れているのでコインランドリーで洗ったら、襟元のところが破れ、中の羽毛が大量に飛び出してしまったので何とかしてほしい」とのご相談もありました。
この時はふとん自体が濡れた状態で送られてきました。

これまで、コインランドリーに関するご相談を受けてきた上での私の見解ですが、コインランドリーで洗濯可能な羽毛ふとんは、薄手のモノ(肌掛等)であれば可能ですが、厚めの冬ふとんは適さないのではないかと考えております。

また、コインランドリーで破れたふとんから中の羽毛を取り出してみると、十分な乾燥が出来ていない状態で乾いてしまっているため、ダウンが広がっておらず、ピリングの状態が多いのも気になりました。
もっと風を入れながら乾かせば、ダウンも広がったと思いますが、コインランドリーではこれが限界なのだと思います。







追伸
5年前の2017年9月にコインランドリーを使用して、実験をした事があるので、その時のレポートの要約を近々掲載しようと思います。